トヨタテクニカルレビューのVol.63と64が届きました。
この中で気になっていたのは、TNGAパワートレーンの要である、新型ガソリンエンジンです。
下表は2.5Lエンジンの物で、従来との共通点は直列4気筒しかありません。
この大きく変更された新型エンジンの出来がとても良かったからなのか、カローラツーリングスポーツ欧州向けにディーゼルエンジンは搭載されませんでした。
圧縮比13ならディーゼルと大差無く、ハイブリッド用は圧縮比14とそれ以上になっており、部分負荷時のモーター走行と減速時の回生走行で、燃費性能でディーゼルを上回ったのかもと想像しています。
驚くのが空気吸入口(インティークポート)が真っ直ぐで、
冷却水路(ウォータージャケット)が燃焼室(チャンバー)に近い事です。
更に広報資料に紹介されている2.0Lには「シリンダーボア間ドリルドパッセージ」と書かれていて驚きました。
ドリル加工で冷却水路を増やす方法で、量産車では滅多に採用されていなかったと記憶しています。
それら変更によってハイブリッド用1.8Lの72kW(98ps)と比べると、新型2.0Lは107kW(146ps)に最大出力が大幅増加。
冷静さを失って来週レクサスUXの試乗を予約しました。