黒曜石

縄文時代と言えば茅野周辺に有る遺跡群を連想してしまう。

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3万年位前から縄、土器、石器、火を徐々に使いこなし、狩猟で得た獲物を薫製などしたていた文化だと思います。

特にこの付近で採掘出来る黒曜石で作られた石器は鋭利で狩猟に向き、湧水・温泉も沢山ある事から東京周辺の平地が海面下だった頃は山麓の谷沿いが文化の中心地だったのかも知れません。

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その後の2千年ぐらい前に青銅と文字を使いこなす民族が渡来してから、稲作、家畜、灌漑が盆地や平野で発展し始め平地に徐々に移動したのかも?

錫と銅の合金は錫比率が高く300℃弱で溶ける入門編のハンダから始まり、日本に渡来した頃の900℃弱の青銅製で銀白色に磨かれた刀や鏡は祭事などに活躍したのでしょう!

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金属製錬の発祥地はアラビア半島のエジプトやペルシャらしく汎用品の青銅と高級品の金が普及し、精錬が難しい銀は貴重品で最も高価だったのは天然の隕鉄を加工した鉄らしい。

5千年位前にヒッタイト王国と言う所で鉄の精錬が始まり約3千年後に青銅と同じ頃に日本にも届きましたが、京都府丹後半島の遠所遺跡で6世紀頃に精錬が本格化させた人達が武力で日本国内を統治し大陸からも独立したのでしょう。

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ちなみに転がり軸受けに使用できる、玉鋼のような特殊鋼を国内で量産出来るようになったのは戦後で、そのためSLのD51は滑り軸受けを頻繁補修しながら運行していた?