耐震等級3

日経ホームビルダー最新刊の特集は耐震等級3でした。

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耐震等級3は柱の上に載る屋根や2階部分など、支えるべき重さに対して建物の水平耐力1.5倍以上の丈夫さを表し、大地震後も居住できるそうです。

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建物によって必要耐力は大きく変わり、重い桟瓦葺きの2階建の1階部分の1.06Zに対して、通常なら御茶ノ水山荘は鉄板葺の平家なので0.28Zと1/4程度で済むらしい。

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しかし耐震診断して頂いた際に、御茶ノ水山荘の立地が積雪1.2mなので多雪区域だったので、最低積雪1m分0.26Zが加算された倍近い必要耐力に若干届きませんでした。

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今はフッ素樹脂塗装の4寸勾配鋼板屋根で雪止め金具も谷樋も無いので、積雪が0.3mを超える前に滑り落ちてしまうので安心です。

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心配性なので重量増になる重ね葺きでは無く既存の屋根材を撤去して葺き替え、更に耐震補強もしたので積雪0.3m以下なら安心な耐震等級3の基準を超えていると見積っています。