今週末は荒川沿いに埼玉を北上して山の家に行く予定なので、越辺川周辺の通行止めを確認していて気になる記事が有りました。
テレビで放映されていた特別養護老人ホームの場所は、
水田が多い地域で、
重ねるハザードマップでは深い浸水が予想されていた所です。
日経コンストラクションの記事でも、荒川支流として取り上げられていました。
この付近では荒川の支流が3箇所も決壊しており、本来は水田を守る目的で構築された堤防なのでしょうか?
まだ周辺の高台にも畑や空き地が多く残っているのに、深い浸水が予想されている場所に特別養護老人ホームの建築を許可し、更に介護保険を支給により危険な立地わ促すのは、何とも不可解です!
特に上流側の決壊箇所は河川敷が異常に狭く、旧河道を無視し氾濫原の大部分を水田に変えた様に見えます。
河川敷の面積を数分の一に狭めたので以前と水量は同じとしても、氾濫前の河川水位は堤防構築前と比べて何倍にもなっていたでしょう。
地形判読の説明では洪水時に...氾濫する範囲と書かれており、ここの川幅を狭めて高くて丈夫な堤防を築いた場合には、今まで洪水時に滞留していた水が一気に下流へ流れ、新たに人口密集地での洪水が心配されます。
自然は政治的な権力者や利益追求の経営者に忖度してくれないので、教科書やハザードマップ通りになるのは避けられないのかも知れません。