ダムと堤防が主体の治水では膨大な税金が投入され続けた割には、水害は繰り返している上に急速に自然が破壊されて来ました。
そのため防災から減災に舵が切られ流域治水プロジェクトが始まりました。
ちなみに球磨川水系はまだ検討開始したばかりです。
先に検討されて来た那珂川水系では、
グリーンインフラの前置きが有り、
堤防外の計画遊水地、二線堤外の氾濫原、輪中堤などに守られた開発予定地区など、多重防御治水が説明されています。
江戸時代からの伝統的な伊奈流治水への回帰?
水害が繰り返されるのは、河川を閉じ込める幅が狭過ぎて、かなり無理していたのでしょう。
水害の危険性について住人への周知が徹底される方向なので、徐々に安全な場所への人口移動が本格化すると思われます。